栄養士のご紹介

行政栄養士は人と人をつなぐパイプ役 西 祐子さん

行政栄養士は人と人をつなぐパイプ役 西 祐子さん

所属:

勤務先 北九州市若松区役所保健福祉課

行政栄養士になろうと思ったきっかけ

 高校時代は薬剤師になりたいと思っていました。高校3年の冬、父が他界、センター試験が父の通夜と葬儀という不運も重なり、希望大学に行けず、担任の勧めで県内の県立大学へ。初めて「管理栄養士」という職業を知りました。「病気になった人を薬で治してあげるより、毎日の食事で健康にできる!」素敵な職業だと思いました。

 行政を選んだのは、病院や学校、保育、保健福祉と様々な分野で活躍できるのと、食行動には環境が大きく影響し、食環境整備は行政の大きな使命だと感じたからです。

私の仕事

 現在は、子どもから高齢者まで区民の健康づくりを食の面から支援しています(離乳食教室、幼児食教室、食生活相談、地域食育講座、しなやか血管教室(右上写真)、介護予防事業等)。人口8万人に管理栄養士1人、出来る事は限られます。一番大切なのは「連携」。食生活改善推進員等の地域のマンパワーや栄養士会地域活動栄養士の方々の力を借りながら、役所内外の各組織と連携しながら、日々区民の栄養改善に取り組んでいます。

 また、平日昼間に区役所に来所される方は健康に関心のある元気な方です。いかに無関心層や若い世代をターゲットにできるかが課題です。集客の期待できる大型商業施設でのイベント実施や、他部署が開催する健康と無関係なイベントでの同時開催など(左写真)、工夫しています。

 また、健康づくりは「地域づくり」。各地域の実態を把握し、課題を見つけ、地域住民が自分達の問題としてとらえ、解決のために何をするか自らが選択し、自らが取り組めるよう支援する、私達行政はそれを支える、人と人、組織と組織をつなぐパイプ役です。一人一人の力は小さくても集まって大きな力となる、皆の力が不可欠です。人とのつながりを大切に、笑顔と真心で接するよう心がけています。

本市の最近の話題

 今年4月に「認知症支援・介護予防センター」がオープン、栄養士も配置され、高齢者の栄養施策に取り組んでいます。栄養士会と「栄養ラボ」も開催中です。

 また、九州初の公設の「こども食堂」が9月に2ケ所オープン、栄養面でのサポートを行っています。