栄養士のご紹介

時藤 亜衣 さん

時藤 亜衣 さん

所属:

勤務先:中村学園大学 栄養科学部

管理栄養士の活躍する場は、病院、施設、学校および企業など多岐にわたり、どの職種においても食事や栄養管理を通して人々の健康の維持、増進の一端を担う職業です。その中で、私は学校現場である管理栄養士養成施設に助手として勤務しています。
毎日の業務は、担当教科である「実験・食事設計と栄養」や「実習・食事設計と調理」、「応用栄養管理実習」などの実験・実習に当たっています。「実験・食事設計と栄養」では、各食品の特性に応じた調理特性、調理操作による食品の変化を科学的に解明し、効率的な調理技術の修得を促す教育に携わっています。「実習・食事設計と調理」や「応用栄養管理実習」は調理学・調理科学の理論による基本的な各調理操作、配合割合に基づいた調理技術、ヒトの五感に満足感を与える食事提供について、各ライフステージに応じた献立作成や調理実習が行われています。
平成25年度日本栄養改善学会学術総会では、管理栄養士養成課程における教育のあり方に関する検討会の報告がありましたが、その中で、調理や献立作成といった内容がスリム化の傾向にあることに気づかされました。しかし、学校現場において、入学してくる学生をみると、ほとんど調理の知識や技術がなく、また、調理経験も少ないため、本学では担当教員が一丸となって調理教育を行っています。
また、大学における私の研究テーマは、食品の調理特性における物性変化とヒトの咀嚼・嚥下機能との関連ついて、高齢者を対象に行っています。就任してから一年後の平成20年度には、これらの研究成果をさらに嚥下困難者の栄養管理への応用へ深めていきたいと思い、社会人大学院生として博士後期課程へ進学し、昨年度学位(栄養科学)を取得することができました。
日々、実験・実習等の助手業務を行いながら考えることは、常に新しい知見を取り入れながら学生の教育へ反映させることが重要であり、ひいては社会のニーズに対応した管理栄養士養成に繋がっていくということです。今後も、学園祖中村ハル先生が創立した管理栄養士養成校の調理・実践部門の助手として、まず、自分自身が調理の技術を磨き、個々人に対応した美味しく、健康に寄与する調理のできる管理栄養士の養成に微力ながら貢献できるよう邁進していきたいと思います。