栄養士のご紹介

小渕 智子さん

小渕 智子さん

所属:

勤務先:にのさかクリニック  所属:福岡支部 私は、現在、にのさかクリニックで栄養指導の仕事をしています。 当クリニックで働くようになったきっかけは、昨年、在宅訪問管理栄養士の認定試験に合格した事でした。 それまでは、料理教室、健康教室、特定健診の保健指導などの仕事に携わってきましたが、自己研鑚のつもりで在宅訪問管理栄養士の認定試験のe-ランニングに申し込みました。 筆記試験に合格すると、実践症例検討報告レポートを提出するため、実際に訪問して栄養指導をしなければいけません。栄養指導をしていくうちに、在宅訪問での栄養指導の魅力に引き込まれていきました。 大学時代、恩師からよく「栄養士は人が好き、料理が好きでなければいけない」、「人として自分を磨いていかないといけない」と言われていました。正に、この栄養士としての姿勢が、在宅の栄養指導には必要なことだと感じています。 当クリニックは、ずっと栄養士不在で、在宅医療に熱心に取り組まれていました。今、私も、その中に少しずつ仲間入りさせていただいているところです。当クリニックには、併設して重度心身障害児(者)の方が通所している施設があります。そこの所長さんから、「週に一度、お母さん方がランチを作っているので、遊びに来ませんか」と誘われて、時々、料理のお手伝いをしています。栄養士が入る事は、かえって迷惑になるのではないかと心配しましたが、私が提案したメニューを、喜んで作ってくださったり、食べていただいています。交流を続けるうちに、お母さん方が、栄養士としての仕事を応援してくださるようになりました。 また、お母さん方から、重度心身障害児(者)の方の栄養について相談されましたが、栄養の評価が難しく、専門の施設や病院の栄養士の方々にご相談させていただきました。 ご苦労されて習得された知識や経験を丁寧に教えて下さり、お陰様で少しずつ理解できるようになりました。kangoshi_kaigi お母さん方からの相談やその経緯をカンファレンスで報告するうちに、クリニックのスタッフも、少しずつ食事や栄養は大事なのではないかと思って下さるようになりました。 いつクビになるのだろうかと心配した閑古鳥の鳴く外来の栄養指導も次第に増えていき、看護師の方も、在宅の患者さんの食事に関する相談をしてくださるようになり、カンファレンスでも、訪問した患者さんの食事の内容を細かく報告して下さるようになりました。 当クリニックは、多くの病院と連携しながら在宅医療に取り組んでいます。 私のクリニックでの栄養指導は1年足らずですが、患者さんが自宅で安心して食事を楽しまれるためには、患者さんに関わる病院、施設の栄養士同士が連携して「外来・入院・入所・在宅」における栄養サポートを継続させる事が大切ではないかと感じています。

(2015.5)