栄養士のご紹介

子どもたちの食の自立を目指して日々全力投球!

子どもたちの食の自立を目指して日々全力投球!

所属:

大野城市立大野北小学校 栄養教諭 柗尾真由美さん/学校健康教育事業部

 

 今回は、小学校で食育を推進されている管理栄養士(栄養教諭)の柗尾さんです。昨年度から開始された食物アレルギー認定栄養士(給食管理分野)にも挑戦され、その姿勢が後輩栄養士へ目指すべき方向性を示してくださいます。

 

栄養教諭は管理栄養士(栄養士)と教育職員の二つのライセンスを持つ!

 

 栄養教諭は小、中学生の栄養管理および指導をつかさどる教員です。管理栄養士または栄養士の免許と教員免許状の二つのライセンスが必要です。

 福岡県では平成18年度に誕生し、現在390名(平成30年度5月現在)と全国第4位の配置数です。それでも、すべての学校に配置されているわけではありません。子どもたちを取り巻く食環境は、朝食抜き、偏食、少食、肥満、痩身、食物アレルギー、便秘など多岐にわたっており、その改善に悪戦苦闘する毎日です。

 

栄養管理から食に関する指導まで、広い業務範囲

 

 栄養教諭は、栄養管理はもちろんですが食育の年間指導計画の作成とそのコーディネート、家庭科や学級活動などの授業も行います。さらに、毎日の献立を教材化することも大切な業務です。教材化とは、献立のねらいを担任と共通理解して子どもたちに伝え、家庭へ発信します。家庭を巻き込んだ指導は、食の課題解決には外せません。

 このような広い業務の中で、私が力を注いでいることが4つあります。栄養管理では、「不足しがちな栄養素を食品によって摂取させること」です。子どもたちの鉄不足は深刻です。また食育では、食の自立として「お弁当の日の実施」と「和食文化の継承」です。さらに「食の課題を抱えた子どもへの個別指導」です。

 

専門家としてのスキルアップ!

 

 個別指導において現在取り組んでいることは、特に便秘の改善と食物アレルギーの対応です。便秘の改善指導は、排便回数が「1週間に1回以下」の5.6年生を対象に行っています。病院へ行っても、一時的な改善で終わっているケースがほとんどのようで、予想以上に排便で苦しんでいる子どもたちが多くいます。しかし、実際に保護者から話を聞く中で「指導内容は間違っていないか?」など不安はつきません。

 食物アレルギーの対応も同じです。保護者との面談では、親密なコミュニケーションが大切です。そこで今回、食物アレルギー認定栄養士の資格を取り、保護者から信頼を得たいと考えました。

 栄養教諭は、今後も配置の促進が期待される職種です。みなさん、専門家としてのスキルアップをこれからも図っていきましょう。