栄養士のご紹介

がん患者を栄養面から支え、チーム医療に貢献

がん患者を栄養面から支え、チーム医療に貢献

所属:

勤務先 医療法人財団池友会 新行橋病院 栄養科 今石美和さん

がん病態栄養専門管理栄養士の試験を受けた理由
 父が膵臓がんで亡くなり、母が2 度がんの手術を受けたことで、がんは身近な存在でした。現在も母はとても元気で、がんになってもがんと共に生き、がんを克服して生きていくと感じています。
 また、私は現在急性期の病院に勤務しており、担当している病棟は外科、泌尿器科が主で多くのがん患者さんが入院してきます。がんが見つかり、手術して退院。その後化学療法が必要な患者さんは再度入院してきて、何クールかの治療を受けます。「また来たよ」と、元気な様子の時はいいのですが、入退院を繰り返し、だんだんと状態が悪くなり亡くなってしまうということをよく見ます。管理栄養士としてもっとできることはないのかと思うようになり、この専門管理栄養士の試験を受けようと考えました。

 

日々の仕事の中で

 当院ではがんリハビリテーションが行われており、規定の研修を修了しているスタッフが担当しています。この担当者より、患者さんの食事の相談がよくあります。患者さんの病態はそれぞれ違うため、その患者さんに合った食事の工夫や栄養に関する情報提供ができ、チーム医療の中で貢献できるよう努力しています。また、研修会などに参加することで刺激を受け、よりいい仕事ができるよう、日々の業務に取り組んでいます。

 

がん病態栄養専門管理栄養士の必要性
 がんはわが国の死因の第1 位であり、2 人に1 人はがんになると言われています。そのため、国はがん対策に力を入れており、看護師や薬剤師ではすでに専門制度が確立されています。
 そこで、現場ではがん患者を栄養面から支えることのできる人材を求めています。化学療法の副作用や末期のがん患者では食欲不振や嘔吐の症状が出ることはよく知られています。

 患者さんに寄り添った支援、栄養サポートができるようになるには、専門的な知識を深め、がん治療に伴う栄養障害の原因や理由をしっかり理解すること、患者との関わり方の経験を積んだ専門性のある管理栄養士が必要です。専門的スキルをそなえた管理栄養士を目指してみませんか。